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連載:東京新聞「子育て日記」 2016年5月9日

大きくなったなあ -プロ女流棋士中倉彰子 子育てブログ

中倉 彰子

運動会の振替え休日を利用して、前々から長女のマイ(8つ)が行きたがっていた、ディズニーランドに行ってきました。今回はマイと仲良しのお友達も一緒。ディズニーランドは6年振り。

まだマイはベビーカーに乗っていたな~、なんて思い出しながら入口のゲートをくぐると「仮装したい!」とマイ。

まだ到着したばかりなのに。ミッキーのカチューシャと、ミニー風のワンピースを選び、「このコーデにしよう。」と友達とニコニコ。シンデレラや白雪姫のドレス、なんて言われなくて良かったけど、ママとしては、出だしからお財布の心配です(笑)。

最初に来た時はオムツをしていた子が、オシャレに気を配るようになるとは…。成長を感じます。

さて、広いテーマパーク。事前にネットで、どのように回るかを考えていたのですが、長いショッピングタイムや、予定の乗り物の予約が完売など(せっかく平日に来たのに~)、なかなか読み筋通りには行きません。

ポップコーンを頬張る子供達の横で、地図やパレードの時間を見ながら、次の一手を考える私。先先と読まなくは行けなのは将棋と同じ。

また、なかなか読み筋通りに行かないのも将棋と同じです(笑)。一日いっぱい、すっかり楽しんだ子供達。帰りの電車では爆睡。ここだけは、読み筋通りでした。

さて後日、今度はマキ(5つ)と仲良しのお友達(マイの友達の妹)を連れて、サンリオ・ピューロランドに行く事に。

内緒にしていたマイのディズニーランドが、マキにバレてしまい、マキをなだめるには、これしか方法がなかったのです。

今度は妹組と、電車で出発。年が小さい分、お姉ちゃん達の時より緊張します。今度は入念に調べ、準備はバッチリ「まずはこのシアターから」と入口に。中に入り、さあ座ろうというときに、マキが「コワイコワイ」と大泣き。

結局観る事ができず、ママ、ガックリ。せっかく並んだのに~。後で訳を聞くと、以前見た時に魔女が出たとの事でした。

その後、ボートに乗ろうとするも、「コワイ~。」の連続泣き。でもこれはなだめすかして、なんとか乗せる。すると途中から「あ、コワくない。」

降りるときには、「もう一回乗ろうかな。」とケロリ。

その後は、2人で楽しそうに、キャラクターと握手をしたり、お菓子を食べたり、笑顔がいっぱいでした。
子供連れの遠出は大変ですが、子供達の楽しそうな顔を見ると、幸せな気分になります。その笑顔が見たくて、親って頑張っちゃうものですね。

楽しい思い出が作れた秋でした。

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この記事は、東京新聞にて中倉彰子が連載している「子育て日記」と同じ内容のものを掲載しております。
:『東京新聞』2013年11月15日 朝刊

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この記事の執筆者中倉 彰子

中倉彰子 女流棋士。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。

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