連載:東京新聞「子育て日記」 2016年5月9日
それぞれの夏休み -プロ女流棋士中倉彰子 子育てブログ
子供達にとって、うれしい夏休みですね。
親にとっては、日中子供をどう過ごさせるかを考えたり、給食がないので、子供達の昼食を作ったりと、いつもよりも忙しいのがこの時期。
学校行事や習い事、歯医者等、みんなの予定がこんがらがり、ウッカリする事もしばしば。「いつもママ「アッ!」とか言って、忘れてるんだもん。」と、子供達に苦言を呈されています(笑)。
さて、我が家の子供達の夏休み。
長女のマイ(10歳)は、親戚の女の子と二人で、2週間ほど、義母が住む夫の実家の北海道に遊びに行く事に。これほど長い滞在は初めてですが、マイはノリノリで「長ければ長いほどいい。」なんて言っています。
夏休みに入ると、すぐに宿題に取り掛かるマイ。ははぁ、さては北海道で遊びまくるつもりだな。数日で宿題を全て終え、口うるさいママに有無を言わせず、颯爽と出発して行きました。
次女のマキ(6才)は、1年生なので、初めての夏休み。私が在宅の日に、好きなだけ朝寝坊ができるのが嬉しいようです。
泳ぐのも大好きで、プールに毎日のように通っています。宿題はと言うと…これがなかなか進みません。一日1ページでいいからやろうと声を掛けても、いろんな言い訳をしながら、のらりくらりとはぐらかします。
このまま行けば、夏休みの最終日に、焦りながら宿題をまとめて終わらせるパターンになりそうです。
長男のシン(5歳)は、予想通り、毎日セミ取りに夢中。「この間、ジジと16匹とった!」と自慢しています。
今夏は「クワガタ」デビューも果たし、マキと一緒に、お祭りで買ったクワガタを毎日可愛がっています。保育所では、最近なんと、二人の女の子から告白を受け、その後二人から結婚を申し込まれたとのこと。
夕食時、照れながら嬉しそうに話すシン。「それで、シンはなんて言ったの?」家族全員、シンの返事に興味津々です。
「えー、わかんないからジャンケンで決めてよって言った。」これには一同大笑い。大事な結婚相手をジャンケンで決めるとは…。でもパパが「それはいい答えだなあ。シンがどちらかを選んでしまったら、もう一人の子が傷つくもんな。
なるほど、その手があったかぁ」と、いたく感心。ちょっとずれてる気がしますが…。
夏休みは、普段できないことに挑戦したり、経験したりして、成長してもらいたいな。と思う反面、早く終わって日常の生活に戻りたいという気持ちもあります。でも、家族旅行のときは、ママも思いっきり楽しむぞー!
*
この記事は、東京新聞にて中倉彰子が連載している「子育て日記」と同じ内容のものを掲載しております。
:『東京新聞』2015年8月14日 朝刊
株式会社いつつの無料メールマガジンでは、3児のママであり、プロ女流棋士である中倉が日々の子育てで生かせる情報を発信しております。是非ともご登録ください。
関連記事
いつつへのお仕事の依頼やご相談、お問合せなどにつきましては、
こちらからお問い合わせください。