将棋を学ぶ:はじめての将棋教室 2016年11月30日
あきこ先生の “はじめての将棋教室” ステップ2-5駒の住所
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初めての方も本将棋が指せるようになります。ステップは全部で3つ。(1ステップ:約10レッスン)ステップ2では、5×5から9×9の将棋盤へ、そして本将棋のルールを学びます☆
前回のステップ
みんなのお家にも住所があるように、将棋盤にも住所があります。そして、その盤上の住所を使って駒の動きを表したものを符号(ふごう)といいます。符号がわかるようになると、将棋盤を挟んで向かい合っていなくても、どの駒がどこに動いたか符号を使って伝えることができますよ。
符号で対局の記録をつけたものを棋譜といいます。初手(1手目)から順に指した手を書き記したもので、どちらがどんな順番でどんな手を指したのかを知ることができます。棋譜を読めるようになると、たとえば新聞の将棋欄に掲載されている、プロが指した対局を再現して並べみる…なんてこともできるようになりますよ。これを「棋譜並べ」といいます。
では、符号での表し方を覚えましょう。将棋盤の住所は、図面のように縦の列を数字で、横の段を漢数字で表します。書き方としては、「縦の列番号」+「横の段番号」+「駒の名前」の順で書きます。以下の例を見てみてください。
③のように相手の陣地に入って成ったときは、最後に「成」という文字が追加され、「縦の列番号」+「横の段番号」+「駒の名前」+「成」と書きます。「成」の他にも特別な表記があるのですが、その説明はまた別の機会にしますね。
小さいお子さんにとっては、符号を書くということは漢字を書くということでもありますので、少し難しいかもしれませんね。まずは読めるようになるところから始めてみましょう。基本的な符号に使うのはこの20文字「王・角・飛・金・銀・桂・香・歩・馬・龍(竜)・成」と「一・二・三・四・五・六・七・八・九」です。なんと小学生でも習わない漢字もあるんですよ。この機会に覚えてしまおう〜、くらいの前向きな気持ちで取り組んでもらえると嬉しいです。
〜レッスン後〜
駒の文字を読むことはできているので、符号はすぐに読めるようになりました。符号で表された場所を探すのも「パズルみたい〜」と大喜びでしたよ。ただ、書くのは別の問題…。小学2年生で習ったはずの「馬」の書き順が怪しかったことが判明したり…「飛」の書き順で家族がもめたり…。漢字の練習としても良い機会になりました(笑)「そこは1四歩だよ!」なんて言っている娘たちを見ていると、急に将棋が強くなったみたいです〜。
次回のステップ
さて、今回の “はじめての将棋教室” はいかがでしたでしょうか?次回は、「禁じ手(二歩)」について学びます☆
はじめての将棋手引帖
将棋初心者の子どもたちが無理なく楽しく将棋を身に付けられるようにあきこ先生がつくった初心者向け将棋テキストです。
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