株式会社いつつ

将棋を学ぶ:はじめての将棋教室 2016年1月29日

あきこ先生の“はじめての将棋教室” ステップ1-4駒の動きがかわる

中倉 彰子

駒の動きがかわる

玉・金・銀の駒の動きはわかりましたね。でもこの動き、実は状況によって変化するのです〜。と言っても難しいことではありません。

将棋盤の壁や相手の駒があると、動けるマス目がかわるのです。

まずは玉でやっていきましょう。例えばこの写真の時、一番下だとすると、うごける場所は玉の上3マスと左右2マスの合計5マス。では壁にくっついた場合は?そして、スミのほうへ行くとどうなるの?と思われる方もいるかもしれませんが、下図のように、駒の居場所によって動けるマス目がかわります。

玉の動きがわかれば、金と銀も簡単ですよね。金や銀が将棋盤の壁や天井、隅っこにいる場合も、下図のようになります。

そして、次はちょっとレベルをあげて、相手の駒でやってみましょう。

玉の動ける場所は、まわり全部なので、相手の駒で動きはかわらず、「まわり全部」そのまま!です。

さて、金と銀はどうでしょうか。

自分の駒のときと同じですね。ただ、対局中は相手の駒の利きが見えにくくなるので要注意です。

では次回は「取る」ということを学びますよ。

〜レッスン後〜

駒の動かし方をだんだん覚えた2人ですが、壁際に駒があったり、駒同士がお隣にいたりしたら、さて動ける場所が変わるのか…?を考えるレッスンでした。

クイズみたいで面白かったようです。「お友達が横にいたら押しのけては動けないもんね。」と嬉しそうな2人。

どうしたらチームで協力し合えるか、将棋を学びながらチームワークを考えられたら素敵だな〜と、そんなことを思いながらレッスンを見守りました。

次回のステップ

さて、今回の “はじめての将棋教室” はいかがでしたでしょうか?次回は、「駒をとる」について学びます☆

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この記事の執筆者中倉 彰子

中倉彰子 女流棋士。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。

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