将棋を楽しむ 2017年4月21日
いつつ女性スタッフがプレゼンする、「3月のライオン」好きな棋士
4月22日、ついに実写版「3月のライオン」後編が公開されますね(^ ^)
皆さんもう前編は見ましたか?
さて、3月のライオンといえば、数ある将棋漫画の中でも、特に女性ファンの心を掴んだ1冊と言えるのではないでしょうか。これまで、「将棋は男性が楽しむもの」というイメージが強かった中で、この作品をきっかけに将棋を始めた女性、将棋に興味を満ち始めた女性がいっぱいいることかと思います。
実は以前にいつつブログでも、女性にオススメのマンンガとして「3月のライオン」を紹介させていただいたことがあるのですが、その理由はなんといってもかっこいい棋士がいっぱい登場するからです、笑
かの有名な花男しかり、イケメンがいっぱい登場する作品というのは、年齢を問わず女子の間では鉄板ですよね( ^ω^ )
そこで、今回のいつつブログでは、実写版「3月のライオン」公開を(勝手に)記念して、いつつの女性スタッフ数名に「3月のライオン」に登場する棋士の中からお気に入りの棋士をそれぞれピックアップしてもらいまいた。
「私の推しは別の棋士よ」や「彼のいいところはそこじゃないわ」などなど。子どもたちが将棋教室に通っている間の待ち時間や、一緒に3月のライオンを鑑賞した帰り道などなど、ママ友どうしの会話や女子会のネタにぜひ使ってみてください、笑
島田開
将棋の強さ、心の温かさに彼の棋士として、人としての器の大きさや包容力を感じずには入られません。主役の桐山くんや二階堂くんといった若手棋士、そして地元のおじいちゃんおばあちゃんから慕われ、愛され、そして尊敬されるのも頷けます。
島田八段の対局の中でも、特に印象的だったのは、やっぱり獅子王戦での宗谷名人との対決。戦いの中で神経をすり減らしボロボロになりながらも、極限の状態で見せる、勝利への執念むき出しの野性的な表情が、おおらか(で胃痛持ち)な日頃の島田八段とのギャップを生み、女子のハートをキュンとさせます、笑
二階堂晴信
ぷりんぷりんの体型が可愛いです、笑
でもそれ以上に、将棋や心友・桐山くんに対する熱くてまっすぐな思いがとてもかっこいいと思います(^ ^)
いつつブログで何度も書かれていることなのですが、将棋というのは自ら負けを認めなくてはならない競技です。まだまだ将棋勉強中の私でさえも、将棋で負けるのはとっても悔しいことなので、強くなればなるほど、自分の口から「負けました」といわなくてはいけないということは、困難になるんじゃないかなぁと思います。
「心友」と書いてライバルと読ませるなんて、少しこそばゆいような気もするのですが、何度対局しても勝てない桐山くんに対して、素直にそして潔く実力差を認めて、自身の身体が病気がちなことを言い訳したり、「勝てない」という事実から目を逸らすということは一切せず、ただひたすらに「心友」という目標に向かって、真摯に将棋に打ち込む姿は、かわいい見た目とは裏腹に、とても男前ですよね(^ ^)
また、私自身ずっと勝負ごととは縁遠い生活をしてきたので、ここまで一生懸命に打ち込めることがらがあることや、心友と呼べる存在がいることが、とても羨ましいように感じます。
他にも、私はいつつのデザインを担当することもあるので、ニャー将棋を作った二階堂くんの才能に憧れますね、笑
宗谷冬司名人
どの分野でもそうなのですが、圧倒的な実力でピラミッドの頂点に君臨する人というのは、なんとなくつかみどころがなく儚げで、人間の姿はしているけど、どこか人間ではないような雰囲気を持っている、そんなイメージはありませんか?
3月のライオンにおける、将棋界の神の子宗谷名人もまた例にもれずそんな感じがします。しかも美しい、笑
原作漫画を読んでみると、そんなに登場シーンが少ないというわけでもないのですが、どういうわけなのか「鬼のように将棋が強い」ということ以外、「宗谷名人」という人物が一体どのような人柄なのか、未だに想像がつかないような気がします。そんなミステリアスなところもまた魅力的なわけですが、個人的には、この先、もっと感情むき出し、人間らしさ全開で対局する宗谷名人の対局シーンに期待したいような気もします(^ ^)
また、将棋がめっぽう強い一方で、自分で電車のチケットを買うのもままならないなど、将棋以外の事柄になると突然世話の焼ける、小さな子どものようになってしまうところも母性本能がくすぐられます、笑
後藤正宗
将棋意以外の登場シーンでは、気性が荒く、威圧感があって、ただただ、「恐い」といったイメージなのですが、後藤八段が将棋を指すとき、そして将棋について語るとき、恐さや威圧感は「威厳」に変わり、将棋の1手1手、言葉の一つ一つに説得力というものが帯び始めます。
居飛車穴熊。3月のライオンに登場する棋士の中では珍しく、その棋風や戦法が明確にされていますが、相手が誰であれ、自分の信念を貫き戦うあたりに、後藤八段が実は1本筋の通った人物であること、1流のプロ棋士であることが伺えます。ちなみに、私の後藤八段のお気に入りシーンは、とある対局での感想戦での一幕。一瞬ミスを恐れて自分の持ち味が生かせなかった相手に対して「迷うな」というアドバイスを送るところです。これは、まさに、自分の信念のもと将棋を指す後藤八段だからこそ言える言葉なんだと思います。
「威風堂々」。胸板も含めて「厚さ」と「重さ」のある後藤八段にはこの言葉がぴったりのような気がします。
三角龍雪
サラサラヘアーでおしゃれなイケメンのスミスこと三角六段。
軽い感じだけど、桐山くんをフォローしたり、捨て猫の面倒をみたりと、意外と優しいところも魅力の一つでしょうか。
私が現役の頃は、玉をガッチリ囲う穴熊党だったので、スミスさんのような、薄い玉で戦う「固さより広さ」が持ち味の将棋に憧れがあります。
得意戦法の「風車」は、玉がひらひらと動きます。飛車は地下鉄飛車。相手の手にのって、さばいたり、入玉したり、捉えどころがなく、指しこなすのも独特な感覚が必要です。また、風車の陣形は金銀の調和取れていて美しいものです。将棋の中には、実はこういった美的感覚というのものも存在します。日常生活でも美意識が高そうなスミスさんだからこそ使いこなせる戦法なのかもしれません。将棋は勝ち負けのゲームではありますが、ただ勝敗を競うだけならば、これほど長い年月将棋の楽しむ人や将棋に魅せられる人もいなかったのではないかと思います。
さて今回は「3月ライオン」に登場する棋士の中から、いつつの女性スタッフがオススメする棋士を5人紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ちなみに私は、甘いもの好きで気が合いそうなので隈倉健吾九段推しです(^ ^)(もちろん将棋もとても強いです!)
また、代表の中倉のおすすめ理由を聞いていると、手前味噌ではありますが、さすがは長年将棋の世界に身を置いていた人なんだなぁ〜と思います、笑
もちろん、「3月のライオン」は映画も原作も、将棋についてあまり詳しくなくても十分楽しめる作品ではあるのですが、中倉の感想を聞いていると、将棋についてもっと知識がつくと、なお一層楽しめるのではないかという気がしました(^ ^)
そこで、将棋は指さないけど「3月のライオン」は好きだという方に向けて1つメッセージ。
「せっかくなんで、将棋を始めてみませんか?」
お子さんが将棋をしているなら、お子さんに教えてもらうのも良し、お母さんが最初に始めて子どもたちに伝授するも良し!もちろん、女性向けの将棋講座にみんなで参加してみるというのも大歓迎です。「3月のライオン」で描かれているように将棋の世界はとても奥深く、そして夢中になれるほど楽しいもの。ぜひ皆さんにも、その楽しさを体験してほしいと思います( ´ ▽ ` )ノ
「3月のライオン」、もしくはこの記事を読んで将棋に興味を持ったママさんたちにはこちらもオススメです。
また、いつつが運営するオンラインショップ神戸の将棋屋さんいつつではママや女の子が将棋を楽しむためのグッズがたくさんあります。
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